弊社の押出成形はペレットと呼ばれるプラスチック原料(主にポリエチレン、ポリプロピレンなど)を成型機に投入し、加熱溶融した状態で製膜及び、特定の形状に成形させることです。
弊社の成型方法は以下の3つになります。
- Tダイ成形
- フィルムを製膜し、延伸、スリットすることでテープ状の製品を製造します。押出からテープまでインラインで製造しますので、長尺での製造が可能になります。
- インフレーション成形
- 厚みが薄めのチューブ状のフィルムを成型します。チューブをカットすることでシート、テープ、ヤーンなどを製造できます。また、チューブをヒートシールすることにより袋に成形することもできます。
- 簡易異形押出成形
- 厚みがあるテープ、モノフィラ、凸状テープなどを金型を作り成形します。簡易的なものですので金型も安く上がります。(中空などの精密な成形は出来ないので留意ください。)
主な取り扱い樹脂
・ポリエチレン樹脂
低密度ポリエチレン
直鎖状低密度ポリエチレン
高密度ポリエチレン
植物由来低密度ポリエチレン
・ポリプロピレン樹脂
・ポリ乳酸樹脂
延伸技術
延伸とはシートまたはテープ状に成型された樹脂を、軟化点以上に加熱し引き延ばすことで樹脂の折りたたみ構造が引き延ばされて、線状に配向します。これにより引き延ばした方向の破断強度を向上させる技術です。
イメージ図
弊社はカラーマスターバッチを練りこむことで製品に直接着色しております。印刷とは異なり、色の転写や色落ちしにくい製品を製造できます。
延伸技術により、配向したフィルムを網目状に開繊することでフィラメント状に加工します。弊社の開繊は一般のものより細かいので、より柔らかいヤーンに仕上がります。
弊社は化学発泡剤を使用して、フィルムに細かい気泡を含ませます。気泡があることでやさしい色彩や柔らかい風合いのテープを製造できます。
弊社はテープ、ヤーンに処理をすることにより、通常の延伸したテープ、ヤーンよりも温度がかかった際に縮みにくい製品を製造することが出来ます。
テープ、ヤーンを紙感に指定の長さでチーズ巻き※に巻き取ります。 ※テープを円筒状に巻き取ります。
端面を揃えます。
テープを折り曲げ、溶着することにより様々な形状のリボン類を作成することができます。
加工例
インパルスシーラー、ハンドシーラーなどによる溶着など手加工も行っております。
- 加工例
溶着によるゴムの
取り付け例 - 使用例